酵素シロップ、その後
咲き始めの、こんなときも好き。
ちょっとバラみたいに巻き込んでいて、かわいいです。
かつて日本を訪れたシーボルトは
日本の植物について記した本『日本植物誌』で
あじさいを、愛人のオタキさんにちなんで
「オタクサ」と命名しちゃったそうで。。
(新種の発見ではなかったので学名にはならなかった)
かわいいなぁ、シーボルト。
いい感じに発酵し始まったヨハニスベリーのシロップ。
これで10日後です。
が、あまりに目がつまってなかなか漉せないので
目が細かいザルに移し替えて、さくっと漉しちゃいました。
やれやれ、やり終えたぞ〜
と、一息つく間もなく次の収穫物がなだれこんできました。
というのも、週末に旦那の実家に帰省したのですが
荷物を部屋に置く間もなく
他の兄弟姉妹たちがすでにとりかかっていた
サクランボの収穫へとかり出されました。
この巨大トランポリンの上に広がる枝という枝に
サクランボが鈴なり!!
今年はサクランボの当たり年らしく
虫もつかずあまーくて大きい実がたくさんなっていました。
そうして持って帰ってきたサクランボ。
量ってみなくても大量とわかる量。
ざっと5キロ以上はありました。
実家にはサクランボ種取り器なるものがあり
半分は種を取っていたので
帰宅早々、速攻でジャム作り開始。
2,5キロあったので、パスタを茹でるお鍋で作りましたよ。
怒濤は続く…
見えますでしょうか…
先っぽの甘い部分だけが齧りとられ
ほうちされtたいちごたち。
齧ったのは…ええ…うちの坊主です!
☆ ☆ ☆
☆ ☆ ☆
庭仕事&畑仕事
今年もいっぱいオイルとクリームを作るぞ!
作り方→http://d.hatena.ne.jp/alexander-kumi/20120812
ちびの従兄弟がどんどこ生まれていて
その子たちの親から「うちにもわけてー」と
さっそく予約がはいっているので
今年はいっそう量産する予定です。
それを見越したかのように
畑にもカレンデュラの種を蒔いてくれていた旦那に感謝!
そうなのです。
今年から、うちの裏にある畑を借りて
いろいろ植えはじめました。
もともと、うちの庭が物凄い傾斜地で
あまりいろいろ植えることができず
うずうずしていた土いじり命♡の旦那。
裏の畑を借りていたご近所さんが規模を縮小することを
ご近所井戸端会議で聞きつけて、さっそく交渉に行き
彼らの後釜に座ることに成功!
彼らが植えていたベリー類を
そっくりそのまま貰い受けれたのもラッキーでした。
(前回のヨハニスベリーは彼らからの遺産です☆)
そういうわけで
夕食後に畑に行って、いろいろ畑仕事をして
帰ってきて収穫したものをキッチンにおいて
それからまた庭に出て庭仕事、というのが
この春からの日課となりました。
晴れの日が続くと水やりが大変…
雨の日はナメクジ見回りが大変…
でも、ちびがいきいきと仕事をするのを見れるので
庭仕事も畑仕事も大好きです。
それでは少し畑の様子を…
豆がどんどん実っています。
ちびは収穫しながら、さやを開いて中の豆をぱくぱく。
あまくて美味しいそうで。
そういえば、夏にフィンランドに行ったときも
ベリー類の横でさやえんどうを生で売っていて
みんな生のままぱくぱく食べていたことを思い出しました。
我が家の庭につきもの(鳥の餌用)のひまわり。
もちろん畑にも植えまくり。
ちびが植えた朝顔も、少しずつ大きくなってきました。
そろそろツルを伸ばし始めるかな〜
この、朝顔のまわりのブルーの柵はナメクジ除けです。
こちらのナメクジは私の親指サイズ!
朝顔の葉っぱは柔らかくて美味しいらしく
この柵をしていないところは全滅してしまいました…
鼻先がとってもやわらかく動いていて
しばらく見ていました。
鼻先で土をはらいながら
地中に戻れそうな柔らかいところを探しているような仕草。
旦那もあまり見たことがなかったようで
ちび共々かなりうれしそうでした。
☆ ☆ ☆
☆ ☆ ☆
久しぶりの酵素シロップ。ヨハニスベリー編
[
Johannisbeerenヨハニスベリー(すぐりの一種)が食べごろ。
まるでルビーみたいです。
今が旬のヨハニスベリー。
6月24日のJohannistag聖ヨハネの日のころに
ちょうど旬を迎えるため、この名前がついています。
旅行に出かけちゃったお隣さんにも
「せっかく食べごろになるから、どんどん食べてね」
とおおせつかったので
文字通り、大量!!のヨハニスベリーが
いきなり我が家の管轄下に・・・
量ってみると2kg弱。
ひえ〜〜
ミューズリに入れて食べたり
タルトにして食べたりする分を差し引いても
まだまだ大量!!
(今回、大量ばっかり書いてますね・・・)
そうだ!
こういうときこそ酵素シロップだ!!
シロップなら、旅行から帰ってきたお隣さんにも
おすそわけできるしいいねいいね〜
と、思いついたが吉日です。
去年の夏にいろいろ仕込んで以来ですが
作り方も自分のブログで確認して
http://d.hatena.ne.jp/alexander-kumi/20130725
しまいこんでいた瓶を取り出して消毒して、いざ!
大きい方には1kg、小さい方には500gで仕込みました。
突然の仕込みだったので、白砂糖があまりなく
大きい方は半分三温糖みたいな薄茶色の砂糖で。
どうなりますやら・・・
Holunderホランダー(ニワトコの一種)も咲いてるから
これで発酵シロップ作っても面白いかもしれないし
ちょっと前にはこれくらいだったカボチャも
いまでは葉っぱがどんどんでてきて大きくなってるし
なんだかみんな、すごい勢いです。。
☆ ☆ ☆
☆ ☆ ☆
オーストリアにいってきました 3
ウィーンから電車とバスを乗り継ぎ、約2時間ほどで
ノイジードル湖畔の村Illmizイルミッツに着きました。
バスから、このフラットな景色が見えたとき
うーん、再び来てしまった…地の果て感満載の場所へ…
バードウォッチャーを伴侶にした者の宿命か…
と、いままでに同行したバードウォッチングツアーを
しみじみ思い出しました。
旧デンマーク領だった北ドイツも
揺れに揺れたフェリーで辿り着いた孤島も
風が強くて平べったくて曇っていたなぁ…
ホテルに行って荷物を置いて
私がシャワーを浴びたり荷物整理をしている間に
旦那はさくさくと慣れた感じで自転車を借りてきて
(聞けば、ここに来るのは4度目だそうで)
ちびの乗るワゴンも最新式で、乗り心地良さそうでした。
次回はタンデム型に乗れると楽しいな〜
見にくいですが、赤いラインが国境。
上がオーストリア、下がハンガリーです。
私たちは右下を中心に動き回りました。
ノイジードル湖。
『ウィーンっ子の海』というキャッチフレーズを
2度見してしまうくらい、マットな泥水でした…
でも、ウィンドサーフィンを楽しむ若者も結構いるし
別荘が建ち並んでいる地域もあるし
リゾート地の雰囲気があるにはあります。
しかし一番深いところでも水深2m強。
湖を歩いて渡ろう!というイベントが行われることでも有名。
ええ。
なかなか衝撃的な場所でした。
ノイジードル湖畔は干潟のような場所で
まさに鳥にとってのオアシス。
バードウォッチャーにとっての聖地。
自転車ですれ違う人々はたいていバードウォッチャーです。
大型バスで移動しているグループもいました。
そして、旦那の知人友人に会うわ会うわ。
まぁ聖地ですからね。
一緒に北ドイツや孤島に行った人にもばったり会ったり。
どこに行っても顔見知りにあって挨拶するので
しまいには「ここはスイス?」という気分になってきました。
レアな鳥を見つけて小さく叫んでいる旦那や
野うさぎを追いかけるちびの横で
私の興味の向くままにカメラを向けたものたちを
とりとめなくなってしまいますが紹介しますね。
(豆粒サイズ、もしくは「え、すずめ?」な鳥や
動き回るブレブレのちびの写真よりは
若干ましであることは確かだと思うのです…)
」
6月になっていたけれど
イルミッツの村にメイポールがまだ立っていて嬉しかったです。
メイポールというのは
ヨーロッパの春(5月)のお祭りで立てられる柱です。
キリスト教がやってくる以前からある
作物の成長を祝う祭り。
メイポールのまわりで
若者たちがフォークダンスを踊りながら
リボンを編み込んでいく映像や写真を
見たことがある方もいらっしゃるのではないでしょうか。
メイポールについていた飾りを
玄関先に飾っているところもいくつか見かけました。
湖畔にはアシが生えていて
鳥たちに格好の隠れ家を提供しています。
古くは、人間もこの大量に生えているアシを利用して
茅葺きならぬアシ葺きの住居を作って暮らしていたそうです。
ノイジードル湖畔はワインの産地としても有名で
あっさりとした美味しいワインや
ブドウジュースをたくさん飲みました。
地元の素朴なレストラン兼パブのようなところで
おじさんが豚の太ももの丸焼きどーーんと1本まるごとを
普通の表情でぱくぱく食べているさまを眺めるのも
なかなかの異文化体験でした。
ウィーンという都市のあとで
田舎のほうも見れたのは良かったなぁと思います。
これでオーストリア紀行はおしまいです。
まるでタンポポのように、いろんなところで目にしたポピー。
これは線路のわきに咲いていたものを電車から撮りました。
☆ ☆ ☆
☆ ☆ ☆
オーストリアに行ってきました 2
さぁ、いよいよザ・ウィーン☆
シェーンブルン宮殿です。
ゴージャスな王侯貴族がほぼ皆無だった
超民主的(というか貧乏)な国スイスからウィーンに来ると
公園(もともとは王侯貴族の荘園)が広いし
王宮とか宮殿とか…なんじゃこりゃー!だし
ドイツ語圏とはいえ、まったく違う文化圏という感じすらしました。
庶民との格差がハンパありません。
ぶるぶる…
しかしうちの王子は宮殿になんざ用はありません。
一目散に目指したのは…庭でした。
庭と言っても、ハンパないハプスブルグ家ですから
どこまで行っても終わりがないような規模で
森もあれば丘もあるし
なんと動物園もあるのです!
しかも世界最古の動物園らしいのです!
この日は1日ここで過ごす覚悟でやってきた我々。
やる気充分です。
睡蓮がちょうど咲いていました。
(葉っぱの切り込みがあるのが睡蓮って覚えてるんだけど
あってるのかな…)
かなり整然とした印象です。
この、ぺたっっと板状に剪定されているのは
なんとリンデンバウムでした。
宮殿入り口から庭園をえんえん20分ほど歩いて
動物園にたどり着きました。
一歩入るとそこはなんとも瀟洒な世界。
ゾウやキリン、ライオン、パンダ、ゴリラ等々
さまざまな種類の動物たちが集められていて
かなり大きな規模の動物園でした。
ずんずん歩いていると、こんな表示が。
園内を走る、かわいい乗り物に乗って
敷地のはしっこにあるチロル地方ゾーンにも行ってみました。
フィンランドで行った
セウラサーリ野外博物館を思い出します。
http://d.hatena.ne.jp/alexander-kumi/20110911/p1
ここの牛は角が残してありました。
そういう伝統だったのでしょうか。
かつてチロル地方の牛は宮廷に献上されていたようです。
ここの売店でベルグケーゼ(チロルの山で作られたチーズ)と
干し肉、ライ麦パン、リンゴジュースを買って
動物園を出ました。
動物園を出ると、そこは…森。
ええ、森です。
ちびは子リスが見たくて
子リスはちびから逃げて逃げて
ぐるぐる木を回っているので
わきで立っていた私と旦那は子リス見放題。
少し行くと、Glorietteグロリエッテの丘。
そこのベンチに座って
さきほど売店で買ったもので簡単な夕食にしました。
眺めは最高。
シェーンブルン宮殿の向こうにウィーン市街が見えました。
シェーンブルン宮殿(というか庭園)
たっぷり1日遊べました。
庭園は広く、その上入場無料なので
夕方になるとジョギングする人たちがどんどん増えて
ハイソな庭園風景にジョガーがわらわらと、という
なんともシュールな光景がひろがって
かーなーり面白かったです。
ザ、民主化☆
さて、次はいよいよ今回のオーストリア旅行のメイン。
ウィーンは寄り道だったんですよ。
メインはノイジードル湖だったんですよ。
ええ、ええ。
どこそれ!?ですよね。
わかりますわかります。
ですがね、一応世界遺産です。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%8E%E3%82%A4%E3%82%B8%E3%83%BC%E3%83%89%E3%83%AB%E6%B9%96
それではまた次回!
シェーンブルン宮殿の庭園にあった、鳩小屋。
そうとう瀟洒です。
☆ ☆ ☆
☆ ☆ ☆
オーストリアに行ってきました 1
ドタバタついでに、休暇でオーストリアに行っていました。
5月はほとんどスイスにいなかった…
荷造り&荷解きが特技です!どこででも眠れます!と
今度面接があったら大いばりで言いたいところです。
今回、我々は夜行列車でウィーンへ。
夜10時40分チューリッヒ発で
ウィーン(西駅)に翌朝7時半頃着きました。
普段、1クラスか2クラスかが表示されているところには
寝台ベッドのマークが。
少し奮発して2段ベッド2つのコンパートメントにしたのですが
中に入ると、ウェルカムドリンクとアメニティのセットが!
中身は…
スパークリングワイン、水、フルーツジュース、スナック
スリッパ、石鹸、タオル、などなど
私たちが普段泊まるホテルよりも
いたれり尽くせりでびっくり。
そして、翌朝の朝食をどうするか、という質問表も。
1人6品までリクエストできるというもの。
飲み物、パン、チーズやサラミ、バター、はちみつ…と
6つチェックして車掌さんに渡すと
翌朝6時半頃に持ってきてくれるのです。
寝起きのまま、窓の外を流れる景色を眺めながら食べました。
(帰りの便では、朝食が届いてカーテンを開けると
ちょうどWalenseeが!
山の向こうから朝日ものぼり始めてきれいでした)
さてさて。
ようやく到着したウィーン。
しかし、主に公園を巡った記憶しかありません…
これが子連れ旅行の宿命…
ウィーンは公園が多くて広くてありがたかったのですが
公園のはしごをしているような1日もありました。
ちびが昼寝しているすきに
なんとかベルヴェデーレ宮殿に行って
さくさくっと絵を見て回ったのですが、それが限界。
コンサートやなんかはとてもとても…
また改めて来ようと(ウィーン初日の夜に)思ったのでした。
でもいま写真を見返してみると、ありましたありました。
他にも行ったところ、ありました。
オーガニックな存在である人間は
やはりオーガニックなものに囲まれて暮らすべし
というような哲学で家々を造ったフンデルトヴァッサー。
植物もたくさん植わっていて
街の中の一角ながらも自由な勢いがあって楽しかった。
一階にあるカフェのメニュー。
フンデルトヴァッサー!
ここではカフェ・メレンジェを飲みました。
小雨降る肌寒い日だったのですが
中に入ると、むあっと蒸し暑くて
あわてて上着をどんどん脱いでTシャツ一枚になりました。
造花に蝶が?と不思議に思って寄ってみると
蜜がたっぷりとたれていました。
この蝶、一見蛾のようですが
羽をひらくと中が青くてきれいなんです。
この蝶ミュージアムの隣にあったカフェ(夜はバー)も
瀟洒な温室の造りをそのまま残してあって
雰囲気が良かったです。
ええ!?
ウィーンでフンデルトヴァッサーと蝶だけ!?
と驚きのみなさん。
ええ。
私だって驚いておりますよ。
次回はシェーンブルン宮殿です。
唯一行った観光っぽいところです。
でもいま思い出しても目の前に浮かぶのは動物と植物のみ…
どうしてだろう…
ザルツブルグでも見かけた体重計が
ベルヴェデーレ宮殿の近くにありました☆
☆ ☆ ☆
☆ ☆ ☆