ソトメシのあとで 2


ソトメシの後の散歩のつづきです。


帰り道が、まったく進みません。
もうとっくに日が暮れて
空はだんだん暗くなってきているのに
次々に、冬の間は見れなかったものたちを発見してしまい
3歩進んでは
「あっ」「これなに?」
ちゃんと進もう、このままじゃ帰り着かないよ、と言い合っては
「おっ」「これ食べれるの?」
。。。



Rotes Leimkraut
さわるとちょっとねばっとします。



Wiesen-Flockenblume
ヤグルマソウに似た花が咲きます。



Vergissmeinnicht
ワスレナグサと呼ばれている花です。



Gamander-Ehrenpreis



Knoblauchsrauke

若葉をサラダに入れたり、クァークと混ぜたりして食べます。
名前の通り、にんにくに似た香りがあります。





Vielblütige Weisswurz
食用には向きません。
この葉っぱを裏返してみると

こんな花が咲いています。

ラッパみたいな、小さい花。




Schwarze Tollkirsche
でました、ベラドンナ。
これは葉っぱも根っこも毒なので、食べてはいけません。
葉っぱに触ってかぶれることもあるくらいなので、ご注意を。


ベラドンナって、イタリア語で美しい女というような意味。
蕾がふくらんで、花が咲き、やがて黒い実がなるのですが
この実の汁が瞳孔をひらかせる成分を含んでいて
昔、女たちが瞳孔をひらいて男をトリコにするのにつかったのが
名前の由来だそうで。。



Vierblättrige Einbeere
これも食用には向きません。




ährige Rapunzel
ラプンツェルも咲いていました。
姫が塔に閉じ込められたのは
姫をお腹に宿したお母さんが
魔女の庭に生えているラプンツェルが食べたくなってしまって
とうとうお父さんが魔女の庭に忍び込み
魔女の怒りをかったことが原因でした。


この根っこをひっこ抜いて、料理に使えます。
旦那いはく「にんじんみたいな感じで使ったらいいよ」




Grosse Brennnessel
4月2日の「野草摘み 2」でも紹介したハーブです。
触るとぴりぴりと痛いやつ。
すっかり大きくなっていました。
ぶんぶん手を振ってたら、うっかり触ってしまうかも。
みなさんも気をつけてくださいね。




Gewöhnliche Fichte
オウシュウトウヒと呼ばれる木です。

若葉が出ていたので摘んできました。

家に帰ってから
タンポポのコンフィチュールと同じように煮て
シロップにしました。




てくてく歩いて行って
(電車で行くときもありますが、駅からはやっぱりてくてく)
薪を集めてきて、火をつけて
じっくり焼けるのを待ちながらサラダとかオリーブをつまんで
ときどき肉やパンの様子をみて
あっつあつのところをむしゃむしゃ食べて
わき水もビールもごくごく飲んで
夕日が遠くの山に沈むのを眺めながら、ぼうっとして
火の後始末をしてから、またてくてく歩いて帰る。


帰り道には、草や花や虫や鳥や
移りゆく季節のなかで、いろんなものが息づいているのを眺めて
ときどき少しだけわけてもらって家に持って帰って
それぞれの季節の味を楽しむこともできる。


そんなことが徒歩圏内で出来るチューリッヒ。
なんとも贅沢です。




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