養蜂手始め 2

Hexentraining ならぬ Imkertraining に励んでいるわけですが

なぜに私が養蜂への一歩を踏み出したのかと言えば

お父さんの蜂蜜のおいしさに滋味深さに
心底まいって惚れて中毒状態になっているからです。。



お父さんの蜂蜜は大きく分けて3種類ありました。


一つ目は、なんの手もいれていない蜂蜜。
巣箱から蜂蜜の詰まってる板を専用の機械にいれて
ぐるんぐるん撹拌して蜂蜜を取り出し
その蜂蜜をそのまま瓶で受けて、蓋をしたもの。

最後に落ちてくるクリーム状の蜂蜜も味わえます。

香りもたかく、味も深く
おまけに、薬用にも使えます。
切り傷なんかをしたときにぺろんと塗ったり
口内炎や唇の乾燥がひどいときにもぺろぺろんと塗ったりすると
じわじわ効いて、美味しいうえに頼もしいのです。


注 これは師匠の濾過してないはちみつですが
  クリームなし。
  いかんせん、クリームには好き嫌いがあるようで
  師匠のところではクリームをわざわざ取っちゃうのだそう。


二つ目は、濾過した蜂蜜。
これは取り出した蜂蜜を濾過したものです。
クリームがなくて、それが私をがっかりさせるのですが
気温が下がっても、冷蔵庫に入れても結晶化しません。

パンケーキなんかにとろーんとかけたいときには、これ。


三つ目は、森の蜂蜜、と呼ばれるもの。
上の二つはどちらも花の蜜を集めたものですが
これは、樹液を吸う昆虫の体液を集めたもの。
・・・と書くと「おいおい」って感じではありますが。

これは夏の間、ミツバチを森に連れて行って採取する特別な蜂蜜。
色も濃く、透明で、匂いも上の二つとは違います。

師匠のところでもこの3種類を作っていて
その中でも、この森の蜂蜜がいいお値段なのに人気があるそうな。



その師匠、手ほどきをしに来てくれたばかりか
手土産に蜂蜜をもってきてくれました。

うれしかった。。



お父さんが去年採取した蜂蜜は
みんなでばかばかと何の気なしに食べちゃって
お土産やプレゼントでもどんどん渡して喜ばれたりして
もう家の地下室のどこを探してもないのです。。

市販のものを買ってきて食べてたんだけど
やっぱりお父さんの蜂蜜が恋しいな〜
としみじみ思っていたところに、師匠の蜂蜜が。
ありがたいプレゼントでした。

ミツバチたちが飛び回るエリアも近いし
師匠とお父さんは頻繁に蜂を分け合いっこしたり
テクニックを教え合ったりしていたので
なんとなく味も似ているのです。


養蜂手始め 3 に続きます。