春が。


近所のネコヤナギがふくらみ始めたのが先月末。
もうそろそろ、春でしょうか。。


ふと気付くと、太陽が出ている時間がどんどん長くなっていて
朝は7時くらいから明るくなり始めて
夜は6時を過ぎても周りが見えるくらい。


これは春と言ってもいいのかな、と周りを見回すと
ありました。ありました。
春の証拠。



これはクロッカス


これはスノードロップ




プリーメル(西洋さくらそう)も、いろんな色で


これは名前の知らない花、でしたが
母に福寿草だと教えてもらいました。


どれも小さい花ですが
これから、芝生という芝生、空き地という空き地に
どんどん咲いていきます。


初めて4月のスイスに来たときに
グリーンの草原に色とりどりの小さな花が咲いているのを見て
まるで、にしまきかやこさんの絵本みたいな景色だなぁ
こういうの、ほんとにこの世界にあったんだ。。
と呆然としたのを思い出します。



森に行くと、ベアラウフも茂り始めていました。

この野草の名前ベアラウフは
直訳すると熊ネギとでもいいましょうか。
冬眠から目覚めた熊がこれを食べることから名付けられ
血液の浄化などの効果があるそうです。


こんな風に落ち葉を突き抜けて生えているのもありました。


スイスでは、これと松の実とチーズをすり合わせて
ジェノベーゼソースに似たペーストを作ったりして食べます。
チーズはたいていパルミジャーノを使うのですが
去年、友だちと野草摘み→調理→食事会をやった際

イタリア出身の友だちが
「パルミジャーノじゃなく、ペコリーノを使った方が美味しい」
と言うので試してみたら、これがほんとに美味しかった!


パルミジャーノとベアラウフでは
二つとも個性が強くて、とげのある味なのが
ペコリーノと合わせると
途端に丸みをおびた味になって、松の実ともよく合うのです。

お試しあれ。


また、ベアラウフは風味がニラやニンニクによく似ているので
これで餃子を作ったり生春巻きを作ったりして
しばらくはアジア料理を満喫できます。

たのしみ、たのしみ。