ハーブティ

先日、旦那がハーブティをプレゼントしてくれました。


こちらでは、医者に行く前にハーブティという感じで
自分の体調をみてハーブティを選んで様子をみる
ということを、たくさんの人がごく普通にやっています。


いま我が家にあるハーブティの一部。
中には、風邪のひき始めに飲むものやら腹痛に効くものやら
熱がでたときに飲むものやらいろいろです。
スーパーには、いろんなメーカーのものが何種類も並んでいるので
いろいろ試して自分に合うものを探しています。


そういえば。。
去年、冬の終わりに風邪をひいて
それから咳がずっと止まらなくなってしまった際
ちょうど、一度ホームドクターの人となりを
確かめておきたかったのもあって、行ってみると
ひととおり診察されたあと
なんと、薬ではなくハーブティを処方されて
面食らったことがありました。


予防接種すらもいくつかパスして育ったくらい
西洋医学から距離をおいている私は
ドクターという響きだけで、もうすでに引いていたのですが
西洋のど真ん中、西洋医学の先端の地に来てみたら
幼い頃に何回か行った漢方を処方する病院のような
とっても馴染みのある対応に出会ったわけです。

とーってもびっくりしました。




今回、旦那が買ってきたハーブティ。
生理期間中に飲むといいもの、と処方されたものでした。

旦那の勤務先の近所に
大きめの薬局があるのですが
それがハーブ・生薬専門の薬局で
今回のハーブティはそこで手に入れたもの。


ひとつめは、これ。

熱湯に入れて10分間置いておいた後、飲みます。


この Schafgarbenkraut は
ハーブの世界ではヤロウと呼ばれるもので
Achillea millefolium アキレア・ミレフォリウムがラテン名。
日本ではヤロウまたはセイヨウノコギリソウと呼ばれています。
よくハーブガーデンに植えられていますし
ハーブティとしても出回ってますね。
風邪の回復を助けたり毒素を排出したりという効果があるので
男性にもおすすめです。
薬局では「収縮痛の緩和に効果があります」と言われたそうです。


ふたつめは、これ。

5分間煮出し10分間置いておいた後、飲みます。


この Frauenmanteli(2つ目の a はウムラウト付き)は
英語でレディース・マントルとも呼ばれていて
Alchemilla vulgaris アルケミラ・ウルガリスがラテン名。
アルケミラという名前から想像される通り
かつては錬金術(アルケミー)にも用いられた薬草です。
日本ではセイヨウハゴロモグサと呼ばれているそうですが
私は日本で見たことがありませんでした。


この2つとも、女性特有の諸症状(生理痛や更年期症状など)に
効果があるのですが
注意点は、どちらも妊娠中は服用を控えること。

お試しの際は、製品の説明をよく読んでくださいね。



私は、生理痛はほとんどないのですが
生理前に感情の波がやたらと大きくなったり
生理期間中には心身共にずずーんと重くなったりするので
旦那としては
「まぁお茶でも飲みながらゆっくりやっておくれ」
という心遣いのプレゼントでしょうか。


これから何回か飲んでみて、効果のほどを報告しますね。