受け取る 考える 試す


毎日、いろんな情報が飛び交っています。
みなさんいかがお過ごしですか?



私は
真実の情報がないか
と、パソコンにへばりついて探し求めていた1週目から
情報の入り口を理解不能なところまでひろげて、あわわ
という2週目前半と
整理して一度は落ち着いたけれど、足りないような気がして不安
な2週目後半を過ごし


あっという間に震災から3週目突入です。
ほんとうにあっという間のようで
でも、一日いちにちが長かったような気もしています。


いまは
ありがたいことに、情報は充分にはいってきている
という認識がわいてきて
私がどう考えてどう動いていくかだ
と思っています。




この期間、ずっと朝がこわかった。
私がチューリッヒで朝起きたら
日本はもうすでに午後で、いろんな出来事が起こっている。
朝起きるたびに「日本でなにかあったんじゃないか」と
びくびくしていました。
一足先にベッドから出てお茶を飲んでいる旦那に
ニュースを見て確認してもらうか
ベッドまで戻ってきてもらって安心させてもらうか
(甘ったれです。。)
してから、ようやくベッドから出ることができました。
反対に、私がチューリッヒで午後を過ごす頃には
日本はとっぷりと日が暮れてみんなお休みしているから
なんとなく地震も原発もゆっくりしてくれているような気がして
「おやすみおやすみ」と念じながら
あんまり不安になることなく過ごせました。


出来事は昼夜関係なく
日本でもスイスでも、起こるときは起こるので
バカみたいと言えばバカみたいな話ですが
なんだかそういう気持ちだったこのごろです。


みなさんはいかがでしたか?





最初に比べて物流が動きだし、物資も届き始めたようだけれど
まだまだ明日が見えない被災地の人々。
捜索もままならない、お一人お一人。
余震の続く日本。
事態が収束するという道筋がみえない福島原発。
どうする、赤ちゃんのミルク。
どうする、たくさんの愛情と栄養がつまっているはずの農産物。
どうする、どうする。


思うことはたくさんあります。
悲しみが体の底のほうにあって
涙がしみ出てくることも時々まだあります。
悔やむことも、怒りたいことも、あります。


ふうう。




調べたいことや学びたいこともでてきました。
これからのエネルギーのこと。
これからの暮らしのこと。


そして、試したいこともでてきました。
今年、我が家の屋上でバケツで稲作りをやってみようと思います。


もともと我が家の屋上には
放ったらかしの植木鉢がいくつかあって
春になるとマーガレットが勝手に咲いたり
夏になると勝手に野いちごを実らせてくれたり
していたのですが



そこに、今年は稲が仲間入りします。


先日お邪魔したアーラウのチャリティイベントで
自家製味噌を売っていたお友だちから
(ブログリンク集でも紹介しているEchinacea Gartenさん。
 彼女のお味噌はおいしいです。
 私は雑穀味噌とお惣菜味噌をいただいたのですが
 お惣菜味噌を野菜スティックにつけて食べたら
 もうなくなっちゃった。。)
ひとめぼれ という品種の籾をわけてもらって
バケツで稲作りの手引きメモももらったら




ふと、小学校4年生のときに
バケツで稲作りをやったことを思い出しました。


毎年、祖父母の田植えや稲刈りを手伝ってはいましたが
学校の教室の前の日当りのいい場所においたmyバケツで
my苗がすくすくと育ち、立派なmy稲となり
手のひらに乗せきれないくらいのmyお米を収穫できたことは
季節ごとのお手伝いとは、ひと味違う体験だったのです。


今日から浸水をスタート。
いつまでもぷかぷか浮いてる、中身のない籾はひとつだけでした。



また、この稲作り修行の模様もご報告しますね。