モニターレッスンを受けてくださった方のレポートが届きました。

モニターレッスンを受けてくださった、声楽家のHeeb 和貴さんから
レッスンを終えてのレポートが届きました。
掲載許可がもらえたので、ここでシェアしますね。

アレクサンダー・テクニークを体験して

アレクサンダー・テクニークの名前を知ったのは５年程前の事。
音楽を勉強していて、演奏の際の体の使い方に興味があったので
ヤマハで見つけた関連本を購入して読んでみました。
生憎、その本は私が知りたかった内容ではなかったので
その時は読んで終わってしまったのですが
時を経て実際に試す機会に恵まれました。

私は高校生の頃から音楽学校に通って声楽の勉強をしていました。
高校、大学とあまり真面目な生徒でなかった為
卒業してからの方が歌と向き合っていると思います。
その当時から歌う時、どうしても体に力が入ってしまう事があり
長年の癖で中々抜けませんでした。

ここ数年その問題と葛藤して、新しくスイスで出会った先生のお陰で
少しずつ改善はされていましたが、何となくもやもや。
声と体を繋がらせる事が大きな課題でした。
アレクサンダーテクニークを通して、声と体のつながり
体を解放させて歌う感覚を学べればと思っていました。

まずレッスンでは、自分を感じる、周りを感じる
首が脊髄を通って繊細に頭を支えているのを感じる、というのを
毎回レッスンで言われ、歌う前に考える様になりました。

それに加えて、体の中の仕組みを説明してもらった事が
とても為になったのです。
学校のレッスンでは、目で息を吸うイメージ
おなかの周りに浮き袋があるようなイメージ等
イメージを駆使して声をより良くしていく方法が多いです。
確かにうまくいくのですが
今回の体の仕組みを知って
この筋肉がこういう動きになるから
この場所なんだ＝そういうイメージなんだ、と合点しました。

今回、思いがけず、体験レッスンで意識改革が出来たのが
大きな収穫でした。
アレクサンダー・テクニークはもっと体に働きかけるものだと
思っていたからです。

今までは歌うと焦りが出る、さらにテンポが早い曲だったりすると
焦りが倍増していました。
思った音が出ていないのも焦りの原因の一つ。
３回目位のレッスンで、だんだんと体と頭が受け入れていったのは
焦らなくても良い
息がなくなれば自動的に息は入ってくる、という事です。
結果、余裕が出来ると自然に周りが見えるようになり
歌っている最中に表現力をつけられたり
言葉の発音を考える事も出来る様になりました。

歌う事はメンタルと直結していて、出来ない、出ないと思うと
本当にその通りになってしまいます。
私は心の癖で歌う事＝怖い、不安が強いタイプだったので
この考え方は歌う時の励みになりました。

一度、レッスンの時に疲れている事があったのですが
その時には、台の上に仰向けになって、腕や足がどこから出ているか
私は力を抜いて何もせずに
先生が私の体を触りながら動かすというレッスンをやりました。
体が解放されて落ち着いた気持ちになり
自分のコンディションに正直にレッスン出来るのが
アレクサンダー・テクニークなのだなと感じました。

これからもっと学んで行きたい事は
この感覚を毎回出来る様にする事です。
今日は調子が悪いなーと思っても
この方法をすれば調節出来るという所にもっていきたいです。
今後、自分の体の癖、考え方の癖も把握して
自分自身でコントロール出来る様になりたいなと思います。

５回の体験レッスン、大変収穫の多い時間となりました。
ありがとうございました。

2010年4月27日　
Heeb 和貴

レポートはここまでです。
かづきさん、ありがとうございました。

収穫の多い時間だったと振り返っていただけて
私もうれしいです。

かづきさんは自分のやりたいことや改善したいことがとても明確で
彼女の「学びたい」「なんとかしたい」という意思に
自然に後押しされてレッスンがするするとすすみました。
頭だけでなく、体や動き全体をとおして理解することが得意な方で
（音楽を長年学ばれているせいもあるのでしょうが）
たった５回のレッスンで、するすると変化されていくので
私は内心びっくりしながら
かづきさんの学びのスピードにただついていく、という感じでした。

かづきさんとの５回のレッスン、私もとっても面白かったし
たくさんのことを学びました。
ありがとうございました。
これからも、ゆっくり学びを深めていきましょう。

☆モニターレッスンについて☆

５回のアレクサンダー・テクニークのレッスンを受けていただき
５回目のレッスン終了後に感想を書いていただきます。
各レッスンは１回４５分。
料金は全レッスン合わせて１００CHF。
５月いっぱいまで申し込みを受け付けています。

くわしいお問い合わせ、お申し込みはホームページからどうぞ。
http://www.alexander-kumi.ch

☆　☆　☆

いろんな方にこのブログを読んでもらいたいと思って
にほんブログ村、というのに参加してみました。
ふふふ。
どうなりますやら。。

もしよかったら、下のバナーをクリックしてみてください。
ブログを書く励みになります。

にほんブログ村