たんぽぽのコンフィチュール(ジェリー)


私のHexentrainingの教科書はいろいろあるのですが
そのうちのスイス版の一つがこれ。
タイトルは「Hexentrank und Wiesenschmaus」で
ざっくり訳すと「魔女の飲み物と草原のディップ」みたいな感じ。
魔女修行にぴったりではありませんか。
春→夏→秋→冬の順番で
その季節に採れるもののレシピが写真といっしょに載っていて
眺めるだけでわくわくするのであります。



たんぽぽの花盛りもそろそろ終りそうだということで
散歩のついでにたんぽぽを摘んできて
コンフィチュールを作ることにしました。



レシピはこれ。


まず、用意するのは
たっぷりカップ6杯分くらいのたんぽぽの花と1kgの砂糖。


それから、レモン1個とレモンピール。
これは有機栽培のレモンなので
今回はこのレモンの皮をすりおろして使うことにします。




たんぽぽの花を洗って、虫やホコリを取り除きます。
このときに流水で洗いすぎないことがコツ。
できたら、虫やゴミなどは手で取って
水ではざっと洗うくらいにしておきましょう。
せっかくの風味が飛んでしまうともったいないので。


洗って水を切ったたんぽぽの花を鍋に入れ
水を1ℓ加えて、火にかけ
沸騰してきたら中火にして5分煮ます。


5分経ったら、ざるにあげます。


茶こしで漉しながら、煮汁だけを鍋に戻します。


そこに、どどーっと砂糖投入。。
これを見るたびに
今度ジャムを食べるときは気をつけよう!
と、心に誓います。
それくらいの砂糖の量。。


それからレモンピールもごしごし擂って入れ
レモン汁も絞って入れます。


あとはぐつぐつ煮ていくのみ。


ほとんど砂糖水なので煮つまりにくいですが
レモンのクエン酸が効いているので
時間をかけて煮ると、とろーりとしてきます。




もしも、時間がない〜さっさと煮つまらないかなぁという方は
この砂糖をお試しください。
すでに植物性のクエン酸とペクチンが入った
コンフィチュール用の砂糖です。




コンフィチュールは冷めるとより固まるので
大丈夫かなぁ?と不安な場合は
ちょっとお皿に取り出して、冷やしてみてください。
そこでプルンとなれば大丈夫です。




とろーりとしてきたら
熱消毒した容器にあっつあつのまま入れていきます。


100㎖入りの瓶6個と300㎖入りの瓶3個分でした。
蓋をしっかり閉めて、ちょっとの間逆さにして置きます。
こうすると密閉性が上がる、という旦那の談。


三温糖のような、ちょっと茶色がかった砂糖で作ったので
仕上がりの色がどうかな〜と心配だったのですが
こんな感じで、私としては大満足。
もっと薄い黄色がいい方は
グラニュー糖など白い砂糖を使ってみてください。