養蜂修行・初夏 2

これは、板一面に蜜を詰め込んで
部屋が足りなくなってしまった蜜蜂たちが
自分たちでどんどん部屋を増築して、蜜を詰めたものです。
板に二重三重にくっついているのをはずして
バケツに集めておき、あとで蜜を取り出します。



みっちりと蜂蜜がつまった板。
もともと板に張ってあったワックスのシートに
蜜蜂たちは自前のワックスで壁を作って
小さな六角形の部屋を作り
集めてきた蜜をその部屋に詰めて
いっぱいになったらまたワックスで蓋をします。

右上の一部の部屋が蜜でいっぱいになって蓋をされています。
他はまだ集めている途中。
蓋がされていない部屋に蜂蜜が溜まってるのが見えますかな?




さて、蜂蜜のつまった板を入れたいくつもの箱と
蜂蜜を入れるバケツを持って
車で10分ほどの師匠の家に向かいます。


師匠の家には、蜂蜜を板から取り出す機械があるのです。
(実家にあったものは、古かったので処分してしまったそう)




これが、蜂蜜を板から取り出す機械。

中はこんな風になっています。

口に、細かいゴミを除去するための網をセットして
下にはバケツも用意して
機械の方は準備が整いました。


今度は、蜜がつまった板の準備です。
蜜がつまった部屋はワックスで蓋がしてあるのですが
蓋があると機械に入れても蜜はなかなか出てきません。
ので、その蓋を取っていきます。

この細かい針みたいな毛のついたブラシのようなもので

少しずつ、すくい取っていきます。



全部蓋が取れたら、板を機械にセットします。

重さが均等になるように、うまく配置して
12枚の板がセットできたら、回します。

最初はゆっくりと、だんだんスピードを上げて。
遠心力で蜂蜜を取り出していくのです。


さぁ、蜂蜜が出てきました。
黄金色の、春の蜂蜜です。

色が濃い!
味も濃い!

全部で、なんと50キロの蜂蜜が採れました。


思ってもいなかった蜂蜜の量と、仕事の量に
我々ちょっと呆然。
お昼からずっと5時間くらい立ちっぱなしで作業してたので
くたくたでした。


そして、怒り狂った蜜蜂たちが絶えずまわりを飛び回るので
いつなんどきも気を張っていたのも、疲れた。。
なにせ師匠の家に向かう車の中にもついてきたので
私たちはネット付きの作業服を着たまま
ゴム手袋をはめたまま、車に乗って移動したのです。


結局、旦那弟4が3カ所、旦那が1カ所刺され
最前線で手袋なしで作業した師匠は
「数えてない」というくらい刺されていました。



一方こちらは蜂蜜が取り出されてすっからかんになった板。


これを家に持って帰ってきて
また養蜂箱の蜂蜜部屋にセットして、本日の仕事は終了。




蜜蜂たちが、夏の花の蜜を集めてくれるのを
またゆっくり待ちます。



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ふふふ。
どうなりますやら。。


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