Finland のこと 3


ナーンタリの次は
トゥルクからまた特急列車に乗って北東の方向へ。
内陸の街、タンペレです。




うちの旦那がどうしてムーミンの虜(言い過ぎ)になったか。


それは、タンペレにあるムーミン博物館で見た原画に
心をつかまれちゃったからだろうな〜と思います。




このムーミン博物館は
作者トーベ・ヤンソンが描いた原画を2000点ほど所蔵していて
テーマに合わせて公開してます。


私が行ったときは、動きに焦点をあて
ムーミン谷の生き物はもちろん植物、気候、
また、登場人物(人物?)の感情の動きを
どのようにトーベが描いているか
というのをテーマにした展示をしていました。




時にシンプルな線で。


時に詳細に書き込んで。




何度も書き直した跡があったり
大胆に切り取って、まったく新しい背景を付けたり
と、その絵が出来上がっていくプロセスまで
かいま見ることができました。


後年のアニメや絵本の色に慣れ親しんだ私には
トーベ自身が付けた色が新鮮でした。
思ったよりも、くすんだような色合いで
あたたかみのあるオレンジや
緑のグラデーションが印象に残っています。




また、トーベのファンだったペンティ・エイストラが
ムーミン一家の家の立体模型を作ってみせたことから始まった
トーベ、トーベのパートナーのトゥーリッキ
それから友人となったペンティが一緒に創作した立体画。
ムーミンの物語のいくつもの場面が再現されていました。


う〜ん
再現されている、というか。。


なんと言えばいいんでしょう。
トーベが書いた世界、描いた世界、それから立体の世界。
それぞれがほんとうに息づいていて
いつまで見ていても飽きないのです。




ときどき休憩をはさみながら
じっくりじっくり見ている私につられて
旦那もじーっくりじーーーっくり見ているうちに
みるみる虜になっていったようです。




ようやく展示会場を出たときには
2人とも心地よくへとへとで
ベンチに腰掛けてふーーーーーう、と息を吐いて
水をごくごくっと飲んで
「堪能したね」「凄かったね」
と言い合いました。


そのあと寄ったムーミンショップで
ムーミンの物語のドイツ語版を何冊か自ら購入。
そのあと、毎晩寝物語に朗読してくれて
夏休みなのになぜか私のドイツ語学習が進む、という展開に。。


フィンランドではムーミンショップに行かなくても
そこここでムーミングッズが売られているのですが
それを見かけるたびに
「あ! ムーミンだ!」
と声をあげてチェックするのも旦那のほうが一足早くなりました。






そんなムーミンの国、フィンランドでは
いろいろと面白いものを見かけました。


郵便局のシンボルカラーは青とオレンジです。
日本だったら赤、スイスは黄色、アイルランドでは緑だったなぁ。

ポストもこんな感じ。
1がプライオリティ、2がエコノミーでした。


「コーヒー休憩」と、悪びれることなく堂々と表示して
休憩にはいるバス(右側)。


スーパーの入り口横にあった、パチンココーナー。
パチンコ屋さん、というのは私が見た限りでは見かけなくて
ただ、どのスーパーにもこういうパチンココーナーがあって
おばちゃんやおにいちゃんが淡々と遊んでいました。
椅子もないから長居もできないし
中毒防止にはいいだろうなぁと納得。


街にそびえ立つ、きっと偉い人なんであろうと想像される像も
格好のカモメの休憩場所となってしまっていました。
気持ちいいくらい、絵になっています。



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ふふふ。
どうなりますやら。。


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