Taufe 幼児洗礼式


先週までの秋晴れが、まるで夢まぼろしだったかのように
曇天が続いている最近のチューリッヒです。




と、チューリッヒとひとくちに言っても、いろいろ。


チューリッヒ市街が霧に覆われているのに
私が住んでいる郊外の街では青空が見えたり
私が住んでいるところが霧に包まれているのに
裏山をちょっと登れば霧が晴れて青空がひろがっていたり
といった調子で、なんともはや。。




最近私の頭上でどんよりひろがっている曇り空も
標高600mあたりに漂っているだけで
それよりも上に行くと、ぴっかーーーんと晴れているのです。


昨日も、旦那の仕事について標高800m付近まで上ったら
見事にぴっかーーーーーん。


眼下には雲海がひろがっていて
ああ、これを私は見上げていたんだなぁ。。と思いながら
その雲海と、そこからにょきにょきはえる山々を眺めました。



時々は上にあがって日光浴をしようと思います。







さてさて。
先週末は義理の甥っ子のTaufe・幼児洗礼式でした。


Taufe に参加するのは、これで2回目。
私自身、クリスチャンホームに育ったのですが
属していたのが、無教会派というプロテスタントの一派で
身の回りで幼児洗礼を受ける人がいなかったため
スイスに来て初めて参加しました。




今回の Taufe は
ベルン駅からほど近いところにある、この教会で行われました。




日曜日のお昼前だったので
ミサはどうするのかな〜と思っていると
私たちが案内されたのは、地下のサブ礼拝室のようなところ。
なるほど、これならミサはミサ、Taufe は Taufe で
気兼ねなく出来ていいですね。


ちなみに。。
ここはそんなに古い教会じゃないので、違いましたが
ヨーロッパの古ーーーい教会の地下の礼拝室というのは
かつてキリスト教を信仰することが許されていなかった時代に
みんなでひっそりと集まっていた場所の名残があったりして
興味深い場所なのです。
チューリッヒのグロースミュンスターの地下には
そういう、迫害された時代の礼拝室が残されています。





どの宗教でもそうでしょうが
礼拝や儀式の在り方は
とり仕切る人の考え方や人となりによって
ほんとうにガラリと変わってきます。


今回の Taufe は、この神父さんが仕切り役。


とっても気さくな神父さんでした。
他の宗教に対する態度もオープンで
(Taufe を受けた甥っ子の父親はムスリムです)
式の間中、私たちの近くで語りかけてくださって
親密な、もっと言えばアットホームな雰囲気での Taufe でした。




Taufe に欠かせない、水と油。

それから、キャンドルのゆらめく火。




姪っ子がフルートで演奏して
参加者ひとりひとりが、甥っ子に向けて
祝福と祈りのことばを述べて
神父さんが最後に祈って
Taufe が終りました。





よく生まれてきたね。


みんなでずーっと待ってたんだよ。
会えてうれしいよ。


この世界で
たーくさん美しいものを見て
たーくさん優しいものに出会って
健やかに、生きていってね。


祈っています。




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