スイスな食事 Geschwellti


朝から晩まで霧に包まれる日が続いたり
そうかと思えば朝から青空がひろがっていたり
な、晩秋の日々です。



霧に包まれている一日は、なんだか不思議な感じです。
霧越しに見る太陽はまるで昼間の月みたいに頼りなくて
ただでさえ日がどんどん短くなっている上に
太陽がこんな感じでは気温も下がりまくり。
日中の最高気温が5度を下回ります。


そうなると
うーん、ほんとに冬がくる!
ううう!
と、身震いが起こります。




そんな寒さがつのるある日に
旦那が「じゃあ冬のスイス料理を作ろうかな」と言い出して
いそいそと買物に出かけて出来上がったのが
冒頭写真のなんともスイスな食事。


その名も「Geschwellti」といいます。



なにが並んでいるのか、ぐっと寄ってみましょう。
夕ご飯だったので、またしても写真が暗めでごめんなさい。




ピクルス各種。
ベビーコーン、小タマネギ、キュウリ、ケッパーなど。


オリーブも盛られております。


Zigerbutter 。
これは欠かせません。
真緑のパッケージで売られている濃縮バージョンもありますが
今回は、あらかじめバターと混ざっているものを買ってきました。


これはチューリッヒから南東の方角にある Walensee の
南の方の地域で、昔から作られている名産品で
山で採れるハーブとバターを加工したもの。
レシピはいまだに秘密だそうです。


そしてチーズ各種。
新しく買ってきたものから、冷蔵庫にあった使いかけのものまで
ずらりと揃っております。




で、キッチンからふかしたてのジャガイモがやってきて

好きなものを好きなだけ添えて食べる、というのが
この Geschwellti です。




いや〜、スイスの食事って。。
(だいたいこれは料理と呼べるんだろうか)
と、最初にこういう食事を体験したときはびっくりしましたが
最近はもう慣れました。



つまりこれは、スイスがとても貧しかった頃(ついこの間)の
冬の食事なんですね。


冬の間は新鮮な野菜なんて手に入らないから
夏の間に酢漬けしておいた瓶詰めのピクルスを出してきて
同じく夏の間にせっせと作っておいたチーズも出してきて
干し肉もあれば出してきて
貯蔵庫で山となってるジャガイモをふかして、食べる。


思えば、スイス名物と言われるラクレットもチーズフォンデュも
このパターンですよね。
材料は Geschwellti とほぼ同じ。
チーズとピクルスとパンかジャガイモ。。





来客のない夕食はカルトエッセン
(直訳すると冷たい食事。チーズとクラッカーとか)で
軽くすませることも多いこちらの食事情です。


毎晩どーーーんと濃厚なものを食べてるわけではないんですよ〜




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