新春・・・だよね?
こちらはどこもかしこもセール、セール、セールです。
クリスマス用品も、先週行ったスーパーでは
半額から4分の1の価格で文字通り叩き売りされていました。
しかも、そこに群がるおばちゃん達の中には
ヒジャブを被ったムスリムのおばちゃんが何人も混ざっていて
えええ?何故に??とびっくり。
改宗したわけでもなさそうだけれど(ヒジャブ被ってます)
ツリーに飾るオーナメントやライトや
クリスマス柄のペーパーナプキンや
果てはクリスマス・プレゼント用の包装紙などを
カートに山と積んでいます。
どうなっているんだろうか。。
もしや、祝っているんだろうか。。
しかし、こちらのお正月はまったく盛り上がりません。
大晦日の夜中に花火があがるくらいです。
クリスマスの飾り付けが1月まで飾られているので
日本で見られるような、クリスマスからお正月への
きりっとした切り替えが見えず
だらだらだら〜っとクリスマス気分が続いているような。
先日散歩がてらに行ったユッカファームでも
Jucker Farmart→http://www.juckerfarmart.ch/
カボチャではなく藁で作られたクリッペが
まだまだ飾られていました。
クリッペというのは、キリストの生誕風景をあらわした飾りで
木彫りのもの、粘土で作ったもの、いろいろあります。
クリスマスシーズンになると
街の一角や、お店や
もちろん教会でも大規模なものが見られますし
お家に遊びに行った際に飾られているのを見ることもあります。
ツリーと共に、クリスマスには欠かせないものかもしれません。
新年早々に友人と一緒に行ったグロースミュンスターでも、まだ。
こちらのはちょっと珍しい造りです。
スイスだけでなく欧米各国、はたまた日本でも
キリストもマリアも白人のように表現されることが多いですし
生誕の場所も、まるでヨーロッパの田舎のように
もみの木が配置してあることがあったりするのですが
こちらのクリッペはひと味違います。
なんと、ラクダ&やしの木!
肌の色も(天使は白人っぽいですが)若干濃い目です。
まるでクリスマスシーズンまっただ中のようですが
これを撮ったのは、1月12日です。
三人の博士たちが東方から訪れたのが1月6日とされているので
そのあたりまで飾っているのはわからないでもないのですが。。
(家庭や教会によっては
1月6日まで博士たちを登場させないところもあるそうで)
いままで見た中で一番感動したのは
アムデンの教会で見たクリッペ。
これは、去年のものです。
(臨月のまーんまるお腹を抱えて見たもの)
こちらのクリッペは、生木や生花を使った飾り付けが独特です。
この時はイエスたちのいる馬小屋のわきを流れる小川に
ほんとうに水が流れ、苔がむしていました。
木にフクロウがとまっていたり
羊飼いの動きが生き生きとして見えたり。
じーーーっくりと、いつまでも見ていられました。
こちらでは、そろそろカーニバルのシーズンです。
お正月気分は完全にすっ飛ばされました。
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