トウヒのシロップ


サイクリングで森に行きました。



ちょうど出ていたトウヒ Fichte の新芽を摘んできて
シロップを作りました。


久々の魔女修行です。







こちらがトウヒの新芽。
古い葉っぱの先にある若い緑の葉っぱがそれです。



こちらはモミ Weisstanne。


どちらも、この時期に新芽をつけるので
ちょっとややこしいのですが
見分けるのは簡単です。



真横から見て、房状に葉っぱがひろがっているのが、トウヒ。



平べったいのが、モミ。




このトウヒの新芽を摘みます。


スイスでは、森で採れるものは誰でも採っていいのだそう。
キノコもハーブも木の芽も木の実も
同じ場所でたくさん採り過ぎないように注意すれば大丈夫。


もちろん、どんな森でも立ち入り自由です。
そして、よさそうな場所があれば焚き火をするのも自由。
(よさそうな場所には、たいていもう焚き火場があります)


森のオーナーは、木を伐採して売ることができるだけ。


この森の共有意識は、フィンランドでも同じでした。
フィンランドではちょうどブルーベリーの季節で
歩きながらもしゃもしゃもしゃもしゃ食べたなぁ。。






家に帰って、摘んできたトウヒをざっと洗います。

なにせ、ここのところ花粉がものすごく飛んでいて
そういうのもあわせてちょっと洗い流しますが
くれぐれも洗い過ぎて風味をとばさないこと。


今回は、ふた通りの作り方でやってみることにします。



一方は

沸騰したお湯に新芽を入れて



これくらい、緑色が抜けたところで火からおろし、一晩置きます。


そのあとザルで漉し、残った汁に砂糖を加えて煮詰めるやり方。




もう一方は

蓋のできる容器に、新芽を入れておき



水、砂糖、レモンを煮詰め



そのシロップを新芽の入った容器に注ぎ入れ
太陽光のあたる場所に10日ほど置いておくやり方。



シロップはあふれる寸前まで注いで



蓋をするとちょっとあふれ出るくらいにするのがコツです。
こうすると、余分な空気が出るのです。





トウヒの新芽をお湯に入れて煮ている間
とてもいい匂いが台所中にひろがりました。


これを入浴剤にしたらリフレッシュできるだろうな〜


と、うっとりしながら呟くと
うちの師匠・旦那が


咳に効くよ〜


と、すかさず新たな魔女知恵を伝授してくれました。






ついでに、去年作ったカレンデュラオイルをあたためて
蜜蝋を割り入れてクリームにしました。


もうすぐ生まれてくる赤ちゃんの
プレゼントにしようと思います。




久々の魔女修行は
ちびが昼寝をしている間に
ちゃちゃちゃっと行いました。


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