ローマ人の遺したもの


いつもサイクリングするPffäfikon湖近くの丘の上には
ローマ遺跡があります。


よく、角のところにカップルが座っていて
さぞかし眺めがいいんだろうな〜と思いつつも
通り過ぎてばかりだったのですが
先日、初めて登ってみました。
(カップルもいなかったし)






まわりは一面畑で、この遺跡も長く畑の下に埋まっていたのを
第二次大戦後に掘り起こし、遺跡として整えたようです。


マンガのテルマエ・ロマエの影響で
風呂場はあったのかなぁと
じっくり見取り図を見つめてしまいました。





重厚な石造り。



石の積み方がやたらときっちりしているので
ふーん、ローマ人もわりと几帳面だったのかなぁと思っていたら
積んだのは発掘した時代のスイス人だったようで。


そうか。。



遺跡の真ん中にはリンデンバウムが植えられていました。


丘のてっぺんのリンデンバウム、というのは
チューリッヒ近辺の農村でよく見られる風景。
ローマ人の遺跡ですが、けっこうスイス風です。



近付いてみると、リンデンの実がなっていました。







スイスにも、ローマ時代の遺跡が各地にあります。


バーゼル近郊にはアウグスタ・ラウリカという都市遺跡があり
野外劇場、風呂場、闘技場跡などが残っていて
ときどきイベントが行われています。


チューリッヒ市内、特に旧市街を歩いていると
ショーウィンドウの中に井戸の跡があったり
不意に水路の跡があったり
ショッピング中に遺跡めぐりができてしまいます。




そして、かつてはケルト民族もスイスで暮らしていたようで
チューリッヒのUetlibergの脇には
王族のお墓の跡があります。


眺めのいい静かな場所にあって
ここをお墓にしていた人々の気持ちがわかるような気がしました。







さて、Pffäfikon湖の近くの遺跡に話は戻って。



石壁に登れば湖が見えます。
ここも見晴らしのいいお城だったのでしょう。




足もとでは、Breitwegerich西洋オオバコが
小さな花をたくさん咲かせていました。


秋は実りの季節というイメージですが
実は、春と同じように花の季節でもあるんですね。


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