オーストリアにいってきました 3


ノイジードル湖畔。




ウィーンから電車とバスを乗り継ぎ、約2時間ほどで
ノイジードル湖畔の村Illmizイルミッツに着きました。



バスから、このフラットな景色が見えたとき
うーん、再び来てしまった…地の果て感満載の場所へ…
バードウォッチャーを伴侶にした者の宿命か…
と、いままでに同行したバードウォッチングツアーを
しみじみ思い出しました。


旧デンマーク領だった北ドイツも
揺れに揺れたフェリーで辿り着いた孤島も
風が強くて平べったくて曇っていたなぁ…





ホテルに行って荷物を置いて
私がシャワーを浴びたり荷物整理をしている間に
旦那はさくさくと慣れた感じで自転車を借りてきて
(聞けば、ここに来るのは4度目だそうで)



さっそくサイクリングに出発です!



ちびの乗るワゴンも最新式で、乗り心地良さそうでした。
次回はタンデム型に乗れると楽しいな〜






ノイジードル湖は、ハンガリーとオーストリアの境にあります。



見にくいですが、赤いラインが国境。
上がオーストリア、下がハンガリーです。
私たちは右下を中心に動き回りました。



ノイジードル湖。
『ウィーンっ子の海』というキャッチフレーズを
2度見してしまうくらい、マットな泥水でした…


でも、ウィンドサーフィンを楽しむ若者も結構いるし
別荘が建ち並んでいる地域もあるし
リゾート地の雰囲気があるにはあります。


しかし一番深いところでも水深2m強。
湖を歩いて渡ろう!というイベントが行われることでも有名。


ええ。
なかなか衝撃的な場所でした。







ノイジードル湖畔は干潟のような場所で
まさに鳥にとってのオアシス。
バードウォッチャーにとっての聖地。


自転車ですれ違う人々はたいていバードウォッチャーです。
大型バスで移動しているグループもいました。


そして、旦那の知人友人に会うわ会うわ。
まぁ聖地ですからね。
一緒に北ドイツや孤島に行った人にもばったり会ったり。
どこに行っても顔見知りにあって挨拶するので
しまいには「ここはスイス?」という気分になってきました。



この人も立派にバードウォッチング・デビューです☆







レアな鳥を見つけて小さく叫んでいる旦那や
野うさぎを追いかけるちびの横で
私の興味の向くままにカメラを向けたものたちを
とりとめなくなってしまいますが紹介しますね。


(豆粒サイズ、もしくは「え、すずめ?」な鳥や
 動き回るブレブレのちびの写真よりは
 若干ましであることは確かだと思うのです…)




6月になっていたけれど
イルミッツの村にメイポールがまだ立っていて嬉しかったです。


メイポールというのは
ヨーロッパの春(5月)のお祭りで立てられる柱です。
キリスト教がやってくる以前からある
作物の成長を祝う祭り。


メイポールのまわりで
若者たちがフォークダンスを踊りながら
リボンを編み込んでいく映像や写真を
見たことがある方もいらっしゃるのではないでしょうか。



メイポールについていた飾りを
玄関先に飾っているところもいくつか見かけました。






こうのとりはこちらでも煙突に巣を作っていました。



湖畔にはアシが生えていて
鳥たちに格好の隠れ家を提供しています。


古くは、人間もこの大量に生えているアシを利用して
茅葺きならぬアシ葺きの住居を作って暮らしていたそうです。



湖畔にあった、かつての住居のレプリカ。



ビジターセンターの池に生えていた
水辺に生えるミント。



湖畔には、なぜか野生のロバもいます。





ノイジードル湖畔はワインの産地としても有名で
あっさりとした美味しいワインや
ブドウジュースをたくさん飲みました。


地元の素朴なレストラン兼パブのようなところで
おじさんが豚の太ももの丸焼きどーーんと1本まるごとを
普通の表情でぱくぱく食べているさまを眺めるのも
なかなかの異文化体験でした。


ウィーンという都市のあとで
田舎のほうも見れたのは良かったなぁと思います。






これでオーストリア紀行はおしまいです。



まるでタンポポのように、いろんなところで目にしたポピー。
これは線路のわきに咲いていたものを電車から撮りました。


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