お客さんがよく来ます
なんだか不安定なお天気が続いていた８月始めだったのですが
最近は、かーっと晴れて気温が３０度を超えたりもしています。
それでも、やっぱり日に日に日照時間は短くなってきていて
夏だぜ！ という感じよりも
秋の始まりだけどまだまだ暑いぜ！ という感じに近い気がして
でもそんな気がしてしまう自分が、かなしい。。
という、なんだかややこしい気持ちの日々であります。
家のすぐ下にちょっとした広場があって
近所に住む子どもたちが集まって
明るい間きゃーきゃーと遊んでいるのですが
それも夏休みが終るまでなのかなぁ。。
とか
夏っぽくかーっと晴れてる空だけど
雲の感じがどうも夏真っ盛りとは違うんだよなぁ。。
とか
思ってしまうのでありますーーーかなしい！
（ややこしい）
さてさて。
そんな、夏が名残惜しすぎる！気持ちを胸に
この間の満月の夜
家のそばを流れる小川沿いをてくてく歩いて
裏にある小高い山の中腹まで行ってきました。
こんなうっそうとした林の中の小道を
てくてくといくと
農地がひろがる、見晴らしのいいところに出ます。
振り向いて下を見ると
Wetzikon の街はもちろん、その傍の Pfäffikersee が見えます。
ちょうど夕日が沈んでいくところでした。
そこからてくてく登っていくと
牧草地の中に大きいリンデンバウムが立っていました。
傍らにはベンチもあって、お散歩の休憩にはもってこい。
チューリッヒ近郊の農家には
長男が産まれると小高い丘のてっぺんにリンデンバウムを植える
という風習が古くからあったそうで
この Wetzikon のまわりでも
ときどき丘の上の古いリンデンバウムを見ることがありますが
この木も、どこかの男の子が産まれたときに植えられたのかなぁ
その子が大きくなるのと一緒に大きくなったのかなぁ
なんて、ベンチから木を見上げながら想像しました。
と、そこに満月登場。
おぼろ月、といった風情でしたが、満月は満月。
旦那と「立派だねぇ」などとつぶやき合いながら
ぼーんやりと眺めました。
で、ぼーんやりしている間にすっかり暗くなってしまって
あわわ、林の中の道はきっと真っ暗だー と
慌てて立ち上がり、帰り始めたところ
その林のちょっと上のほうから
「ひーーーーーよ ひーーーーーーーーよ」
という鳥の鳴き声が。
案の定、旦那ストップ。。
目をひらき、耳をひらき、たたずんでいます。
「なに？」
「・・・ふくろうだ」
そうかー
ふくろうもおわしますかー
引っ越し早々うちの旦那がまず新居でなにをしたかと申しますと
もちろん、生き物見回り。
地下室の明かり取り用の窓の外の窪みに
カエル、サラマンダー（大・小）、ちいちゃいヘビ
などなどがはまり込んでいるのを発見して
いそいそと捕獲し、庭に放しました。
これはサラマンダー（大）です。
スイスのサラマンダーは派手！
そして翌日、目の細かい金網を買ってきて
窪みの上にもともとあった目の粗い網に被せて固定。
「これで大丈夫！」
と大満足です。
荷解きの前に生き物チェック！
基本ですよね、生物学者には。。
ときには洗面台にトカゲが乗ってたり
階段にトノサマバッタのようなのがふんぞり返っていたり
スズメバチが飛び込んできたり
チューリッヒ市内のアパート暮らしとは
桁外れなくらい、いろんな生き物が身近です。
庭にもネズミが巣を作っていたり
それを狙ってキツネがきたり
今朝は、大きなカタツムリが悠々とテラスを横断中でした。
で、ふと傍らを見ると、小ぶりなウンチが。。
日頃ウンチ観察眼を鍛えられているワタクシ
一目でそれがハリネズミのウンチだと見極めて
「昨夜、ハリネズミがうちに来たみたいだよ〜」と旦那を呼ぶと
旦那、小躍りしながらやってきました。
近々、庭にハリネズミ用の隠れ家が出来上がる予定です。
（もう、トカゲやヘビたちの隠れ家は出来ております。。）
☆ ☆ ☆
いろんな方にこのブログを読んでもらいたいと思って
にほんブログ村、というのに参加してみました。
ふふふ。
どうなりますやら。。
☆ ☆ ☆
