いま不安になっているお母さんへ 子どもの周りにいる人へ(4月12日アップデート)


まずはお母さん、ひと呼吸しましょう。
子どもの周りにいるあなたも、まず、ひと呼吸。。


ゆっくり ゆっくり息を吐いてください。
手をにぎって、ひらいて、にぎって、ひらいて。
まわりを見回してみましょう。
なにが見えますか?
なにが聞こえますか?


子どもたちは何をしてますか?



だいじょうぶ。
ゆっくり、ゆっくりやりましょう。




☆子どものいるお母さん、子どもの周りにいる人へ



災害直後には、赤ちゃんの夜泣きが激しくなったり
少しの音にも敏感に反応したりすることがあります。
幼児から低学年の子どもが
「あかちゃん返り」を起こすこともあります。
また、直接災害にあっていなくても
連日の報道から災害の様子を見知ったり
周りの様子の変化でとまどうこともあります。


お子さんの反応は、もっともなものです。


まずはお母さんや周りの大人が落ち着くこと。
ゆっくり息を吐いてみましょう。
もしも必要だったら
パートナーやお友だちに不安な気持ちを聞いてもらったり
お互いに背中をさすりあったり、ハグしあったりして
まずは、あなたがほっとしましょう。


そして、お子さんをぎゅっと抱きしめたり
ゆっくりお話したり
子どもが好きな絵本を読み聞かせたりして
お子さんをじゅうぶんに安心させてあげてください。




お友だちのアレクサンダー教師 littlesounds さんのブログで
国際モンテッソーリ協会理事の深津高子さんからのレポートが
転載されていたので、紹介します。
「幼い子どもたちが避難する際のケアについて」
http://blog.livedoor.jp/littlesounds/archives/2011-03.html#20110325
3月25日の日記に載っています。
被災地で避難生活をおくっている方にはもちろん
そうでない方にも、読んでいただけるといいなと思います。



東京プレイセラピーセンター
http://www.tokyoplaytherapy.org/for-parents.php
子どもが心の安定を少しでも取り戻せるために
地震のあと、大人ができることがまとまっています。



All About の記事です。
http://focus.allabout.co.jp/gm/gc/184182/?from=ameblo.jp
地震の影響 子どもたちのPTSD
ショックを受けた子どもにどんな言葉をかけたらいいのか
どんな風に対応すればいいのかがまとまっています。



NHKが子ども向け番組をYouTubeの専用チャンネルで公開中です。
http://www.youtube.com/NEPYOU



おとえほん
http://www.decibel.jp/otoehon/index.html
日本昔話は南果歩さん、世界昔話は鶴田真由さんの
すてきな朗読による昔話です。



☆被災地で暮らしている妊娠中の方や産後間もない方


東京への里帰りプロジェクトがあります。
http://www.satogaeri.org/message/
「産前産後の時期というのは、ただでさえ心身の養生に務め
 赤ちゃんに栄養を送らなければならない大事な時期です。
 被災者の皆様の為に何か出来たら、と受け入れを希望されている
 ボランティア家庭の方々が大勢おりますし
 滞在先となる施設もあります。
 是非、助産師をはじめとする周囲に身をゆだね
 お気軽にお問い合わせください」
とのこと。
こちらでは寄付金も受付けています。



☆母乳育児中のお母さん、その周りにいる人へ


ラ・レーチェ・リーグ日本
http://www.llljapan.org/binfo/faq_saigai.html
《災害時の母乳育児相談〜よく聞かれる質問FAQ》



Mo-House
http://www.mo-house.net/shien/001.html



日本ラクテーションコンサルタント協会
http://jalc-net.jp/
災害時の母乳育児支援




☆被災地の妊婦さんやお母さん対象のメール相談


上記の、日本ラクテーション・コンサルタント協会と
ラ・レーチェ・リーグ日本は
被災された方のために無料で母乳育児相談に乗っています。
援助者向き:contact@jalc-net.jp
(日本ラクテーション・コンサルタント協会)
被災されたお母さん専用:hisai_support@llljapan.com
(ラ・レーチェ・リーグ 日本)



被災した妊婦さんや、一歳未満の乳児を抱えるお母さんを対象に
助産師さんがメールでの相談を24時間受付中。
宛先は ninpu99@shining.ne.jp

妊婦の場合は、分べん予定日や持病
乳児の場合は、子どもの生年月日や発育状況などを記入し
今いちばん困っている点を書き込んで送信すれば
相談内容に応じてメールか電話で
できるだけ早く返答するとのことです。




☆原発の影響を心配されている妊婦さん、授乳中のお母さんへ


水道水について心配しておられる妊娠・授乳中女性へのご案内が
ここでみられます。
日本産科婦人科学会が3月24日にまとめたものです。
http://shusanki.org/clipping_page.html?id=212


福島原発事故のために被曝された、あるいはそのおそれがある
妊娠中あるいは授乳中の女性のための Q&A
日本産科婦人科学会が3月15日にまとめたものです。
PDFファイル
http://www.jsog.or.jp/news/pdf/Q&A_20110315.pdf


日本産科婦人科学会のホームページ
http://www.jsog.or.jp/




スウェーデン国立宇宙物理研の山内正敏先生さんの
「放射能漏れに対する個人対策」というサイト
http://www.irf.se/~yamau/jpn/1103-radiation.html
どういう数値になったらどういう行動を起こせばいいのか
目安になるものが書いてあります。
特に、妊婦さんや赤ちゃん、小さな子どもたちにとって
政府や専門機関が発表する数値がどういう意味をもつのかを
見る助けになると思います。





いろんな情報が飛び交い
しかもそこにはよくわからない単位や数式まであって
不安な気持ちがますますふくらみそうになりますが


そういうときには、まず、ゆっくり息を吐きましょう。
ふううううう





不安な気持ちを抱えていたり、しんどくなったりしたら
プロセス指向心理学の創始者アーノルド・ミンデル博士からの
メッセージを読んでみてください。
「トラウマとショックのかかわりについて」
http://transpersonal.jp/archives/2296



もしも私がいま日本にいて、子どもがいる状況だと想像して
この情報は役に立つな、と思うものをあげました。
もし間違い等に気づかれたらどうぞ教えてくださいね。