野草摘み 1



みなさん、いかがお過ごしですか。
夜はゆっくり眠れていますか。
ご飯は食べていますか。


そちらはどんなお天気ですか?
そろそろ暖かくなってきたでしょうか。
桜は咲いていますか。



こちらでは桜もマグノリアも咲き始まりました。
チューリッヒ、春爛漫です。
快晴の日が続いていて、最高気温も20度。



こうなってくるとホロ苦いものを食べたくなる私。
日本では、春のはじめの時期に
ふきのとうや菜の花なんかを食べていました。


冬の間は、実や根っこ部分を食べることが多くて
アクみたいなものが溜まるのか
肌の色もちょっとくすんだり
あんまり体も動かしていなくて
部屋にこもりがちで
心身共に若干よどんでいたりしませんか?


苦いものを食べて、ちょっとお腹の掃除をしがてら
冬の間に溜まったものを排出して
すっきりと春を迎えると
いきいきわくわくと始められる気がします。


というわけで、そろそろ苦いものが食べたいな〜
と旦那と話していたら
ある日の夕方、友だちから電話がかかってきて
野草が食べごろだから摘みに行こう、ということになりました。




待ち合わせたのは、ETH の Hönggerberg キャンパスの前。
そこからてくてく歩きながら
目についた野草、食べごろの野草
あんまり犬猫狐等の糞尿をかぶってなさそうな野草を
ピックアップしていきます。


もうすぐ牛が放たれる放牧地でタンポポの若葉と
小さい菊のような花を摘みました。




タンポポは、葉っぱはもちろん
花も蕾も食べられます。




そのうちに森に入っていきました。



一見冬仕様の木立に見えますが
そこここで、新芽がにゅるにゅるとでてきています。





そして、木々の下にはこんな花が。

一面に咲いていました。



ところどころに咲いていたこの花。


フレッシュなままお茶にして飲むことができます。



スミレも食べられます。


これも食べられます。
ちょっと酸っぱい味で、サラダに入れたり
クリームチーズと混ぜてディップにすると美味しいのです。




さてさて。

これは、森や空き地なんかでもよく見かけますが、要注意。
最初に見たときは、一見紫蘇に似ているので
「うわぁなつかしい! 摘んで帰っておそうめんと食べたい!」
と、手を伸ばしたら、ぴりぴりっと指先に痛みが走りました。
そこからずっと、洗っても何をしても痛みが残り
夜になってもぴりぴり。
葉っぱに小さな棘のようなものがフワ〜っと生えていて
それにあたると、ずっと痛みが残ってしまうのです。


お散歩のときや、旦那の森の学校について行ったときなんかに
何の気なしに、この植物にふっと触れてしまって
あああ、またやっちゃった〜となることもたびたび。


でも、これも食べられる野草。
流水でよく洗うと棘がある程度とれるので
旦那のママなんかは、ざくっと切ってサラダに入れます。
私はちょっと残ってる(であろう)棘が怖くて食べませんが
加熱したものは食べます。



ベアラウフもたっぷり摘みました。


これからしっかり洗って、調理します。