セイヨウイラクサ




週末はぴかーーーーんと晴れて暑かったですね。


久々だなぁ!うれしいなぁ!と
庭仕事をしたり散歩したり
バルコニーでのんびりしたり
バーベキューをしたり
思う存分、晴天を満喫した週末でした。






散歩をしていると、大きく振った手がちくちく痛い。
なんだ?と見てみるとやっぱりセイヨウイラクサでした。



もう腰くらいの高さまできています。
みなさんも散歩の際はお気をつけくださいね。




グリム童話の6羽の白鳥や
アンデルセン童話の白鳥の王子に出てきます。
王子にかかった呪いを解くため
女の子が血を流しながら編んだのが
このセイヨウイラクサです。


葉っぱに細かい棘があり
うっかり手を触れてしまうと棘にある成分のせいで
あとあとまでしくしくしくしく痛いのです。


ただ、この棘も茹でたり干したりすると効果をなくします。
春先の若くてやわらかいところを茹でて食べたり
干してお茶にしたり(ハーブティの世界ではネトルと呼ばれます)
ひと手間かけると、いろいろ楽しむこともできます。


童話の中の女の子も
ちょっと干しさえすれば血を流さずにすんだのですが。。






このセイヨウイラクサ、棘があるせいで
動物は誰も近寄ってきません。
というわけで、葉っぱの上は虫たちの天国となっています。


チョウチョもここに卵を産んで
幼虫はセイヨウイラクサの葉っぱを食べて大きくなり
蛹になるときも葉っぱの影で。



てんとう虫もたくさん歩いていました。



これは、てんとう虫の幼虫。



アリもいます。



この、てんとう虫とアリ。
なかなか熾烈な戦いを繰り広げるそうで。


てんとう虫は、アブラムシを好んで食べますよね。
植えた野菜たちにびっしりとたかるアブラムシには
けっこう手を焼いている我々。
我が家の庭にてんとう虫がいると
「どうぞたくさん食べてね〜」と
いつもお願いしています。


アブラムシは、セイヨウイラクサの樹液も
ちゅーちゅー吸いにやってきます。
このセイヨウイラクサの茂みは
アブラムシにとっては、おいしい汁が飲めるレストランだし
てんとう虫にとっては、アブラムシ・フルコースのレストラン。
(私にとっては、どちらもおいしくなさそう。。)


そして、アブラムシのお尻から出る甘い液はアリの大好物。
アブラムシが食べられては困るとばかりに
アリはてんとう虫からアブラムシを守ります。


三つ巴。。じゃないか。
三角関係。。でもないか。


ちゅーちゅー樹液を吸いまくってるアブラムシの周りでは
アブラムシを食べるてんとう虫と
アブラムシを守りたいアリが
日々戦いを交えているわけです。





ことに及んでいるてんとう虫。


こうして見ると、のんびり暮らしているようですが
なかなか。。






と、熱心に虫を観察していると
旦那が丈夫な軍手をはめて、セイヨウイラクサを摘み始めました。


なになに?
もう葉っぱも固いし、食用には向かないよ。
お茶にするの?
と思ったら、液肥にすると。





摘んだセイヨウイラクサをバケツにいれて水をはって2週間。
たっぷりとエキスの出たこの水は、液肥になるんだそうです。



特にトマトに最適。



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