養蜂修行・春 1


ご報告が遅くなりましたが
先々週末に、師匠から「やるぞ〜」と声がかかり
実家に帰って養蜂見習い修行をしてきました。



白い服を上下に着て、厚手のゴム手袋もして
黒ネットが顔を覆う不思議な帽子付きの上着をはおって
準備万端です。



まずは、蜂蜜を溜める部屋を増設するために
増設用蜂蜜箱の準備から。


ワックスシートのみのものと

蜂たちが建増しした形跡のあるものとを
交互にはめていって

増設箱、準備完了。



では師匠、お願いします。


師匠は、白い防護服もネットも手袋すら付けずに
作業することで有名な人なのですが
(同時に、いたるところに刺され痕がぼこぼこあることでも有名)
この日は、風が強くて蜂たちの機嫌がすこぶる悪かったらしく
頭周辺を20カ所くらい刺されて
「うーん、今日はオレもかぶるワ」
と、師匠もネット付きの防護服を着て手袋もしました。


「ほ〜れ。もう蜂蜜が溜まっとるで」
と、蜂蜜部屋を見せてくれる師匠。
このときはまだ半袖。。


住処箱から蜂蜜箱をはがすために
鉄製のへらのようなものをこじ入れている師匠。
このときはすでに防護服着用後。



箱と箱を離したら、まずは間に溜まってるワックスを
へらのようなものでこそぎ落とします。
なにせ、このワックスが接着剤のような役目をして
箱と箱をくっつけてしまうので
時々こうやってこそげておかないと
にっちもさっちもいかない羽目に陥る日がくるのであります。


うっかりそのへんに座り込んじゃっている蜂を払って

網をかぶせます。
この網目は、ちょうど女王蜂が通れない大きさ。
これで住処箱と蜂蜜箱を行き来できるのは働き蜂のみとなります。
女王蜂には住処箱でせっせと子どもを生んでもらい
働き蜂には住処箱と蜂蜜箱でせっせと部屋を作り
どんどん蜜を溜めてもらいます。

蜂蜜箱を置きます。
最近の暖かさに狂喜乱舞した蜂たちが
すでに蜜を集めてきたらしく満杯になりつつあったので
この蜂蜜箱にもワックスシートのみの板を入れて
ちょっとスペースを作りました。

その上に、最初に準備した増設用蜂蜜箱を置いて

砂糖水をはった餌箱を置いて

アルミの蓋をして、出来上がり。
下から、住処箱・蜂蜜箱・増設した蜂蜜箱・蓋です。
(蓋でカバーされてて見えないけど、餌箱がその中にあります)